2008/06/29 ( Sun )
村上重明
ノーパンといえばノーパン喫茶で向かい側の客にコーヒーを運んできたウエイトレスのスカートを必死に覗き込むイメージが大勢を占めるが、そんな俺も一時期普通にノーパンという言葉を発していた時期がある。最初は大きな抵抗があったが、当時は周囲の誰もが使っていたので徐々に馴れていったが、当然ながらパンツをはいてないという意味ではない。20年近く前からパチンコを打っていた人は一般客でも知っているノーパンとは…ノーパンクの略語だったのだ。その略し方もどうかと思うが、パンチパーマの店員が、くわえ煙草で腰に付けた鍵を振り回していた雰囲気からして妙に納得してしまうのが不思議である。ノーパンクという言葉自体の意味が解らない方に説明すると、ただ単に無定量というだけで、2回交換(笑)や交換ナンバー(パンク)が無く、デジパチならば何の絵柄が揃っても交換しなくて構わない、羽根モノも定量制ではないということなのだ。現在では特殊なイベント以外では無制限が主流となり、交換しなくて良いことがウリになる時代ではなくなったために消えた言葉であるが、当時は40個交換以下で開店から1時間は継続遊戯可能とか、3・7スタート4・6・8交換なんていう営業が主流だったのだ。現金投資と持ち玉での格差を大きくし、いかに早い時間に持ち玉となり、交換ナンバーを引かずに打てるかが収支に多大な影響を与えた時代といえる。店員に煙草代やジュース代を渡してラッキーナンバー継続プレートを付けてもらったり、逆に交換ナンバーを見逃してもらったりしながら有利に打つと、夕方以降に交換ナンバーが出たら稼働終了という楽な展開が多くなるのであった。今のように無制限で持ち玉ならばタコ粘りが基本で、翌日に釘が閉まっても仕方ないと、閉店時間から逆算して終了時刻をスタイルとは違い、出しすぎて閉まらないように加減しながら打つスタイルは、本来の良好な店とプロとの関係なのかという考えは変わらない。このような条件ならば、現金投資では旨味がないからといってプロがヤメた優秀台を、その後一般客が打ち、店へのイメージも良くなる展開も期待できた。回せばプロが終日粘り倒す条件もそろそろ原点回帰が必要かもしれない。